2013年1月30日水曜日

The Blood of Heroes/The Waking Nightmare

元Napalm Deathで今はJesuだの何だのといろいろやっているジャスティンさんと、その筋ではとても有名(とのこと)なプロデューサーのビルさんという人を中心になっているバンドのセカンドアルバム。物々しいバンド名の元ネタはどうも映画らしいんだけど…
どうにもメタル・ダブステップというジャンルらしい。なんだろう?というとまあ、ダブステップに重たいギターリフをのっさり重ねた音楽で、なるほどこりゃ確かにメタルステップだね、というわりかし素直なジャンルですね、という印象。
ぼひゅっぼひゅっというドラムビート(曲によってはドラムンベースっぽいフレーズも)に、うねうねしたベース(きっとビルさんが弾いているに違いない)、全体的に音の像があいまいな電子音、ボーカルに関していうとそういった分野にまったく明るくないのですが、ラップというかそういった感じの黒人の人っぽい、ちょっといかがわしい感じで、全体的にはもうジャケットからわかるとおり、暗い感じなのだが、同じジャスティンさんがやっているGreymachineなんかに比べると悲惨さも少なく、そこまでマニアックな感じがしない。

ジャスティンさんに「メタルとダブステップくっつけました!名づけてメタルステップっすわ!」
といわれるとあなたは「えー!?」というでしょうが、まあ聴いてみてください。
あなたは「確かにね」というでしょう。
このアルバムのすごいところはあまりいい印象がないフレーズ「確かにね」のあとに「うーん、かっこいいな」と続くところです。お勧め。


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